8月28日、先程、熱帯低気圧から台風21号となりました。
午前10時5分現在の場所は、南鳥島近海、
中心気圧1004hpa、
中心付近の最大風速18m/s、
北西へ時速20kmのスピードですすんでいます。
台風21号の名前は、チェービーです。
台風の名前の付け方は、平成12年から変わりました。
従来はアメリカ人が、英語名、人名をつけていましたが、北大西洋、南シナ海の領域内で用いられている固有名、加盟国が提案した名前をつけることになりました。
台風1号にカンボジアで象を意味するダムレイがつけられてから、以後発生順に用意された140個の名前を順番に用います。
年間に平均25個台風が発生するので、だいたい5年間で、名前は一巡するみたいです。
ちなみに今回発生した台風21号のチェービーは、25個めの名称で、韓国語のツバメの意味です。もう4巡目かと思いますが。
日本名もあります。5番めのてんびん(てんびん座)です。なんかイマイチ。
熱帯低気圧のうち低気圧内の最大風速が17m/s以上を台風と呼びますが、暖かい海面から供給された水蒸気により発達します。
台風が北海道あたりに来ると、海水温が低くなることによりエネルギーの供給がなくなってしまいます。暖かい空気の集まりが台風であるので、冷たい空気が混ざり合うと温帯低気圧というのになり、最大風速が17m/s以上あっても、台風ではなくなります。
熱帯低気圧→台風は、暖かい空気の集まり、に対して、温帯低気圧は、冷たい空気と暖かい空気の温度差により発達する低気圧のことなので、温帯低気圧になったからといっても、大雨等の注意が必要です。
今年8月の台風発生数は、これで9個目となり、1951年以後の最大の発生数10個にあと1個に迫っています。
今のペースで発生すると、1951年以後、年間最多発生数である39個を更新するかもしれません。
なぜ今年は台風発生が多いのかというと、季節風が例年より強い、つまり渦ができやすいのと、海水温が例年よりも高い、つまり上昇気流が生まれることが原因と言われています。
日本の台風シーズンは、9月からが本番です。
台風の進路については、気圧の低いところへ流れて行く、高気圧は山となり遮られる、ので、天気図をみるとだいたいどっちの方向に行くか分かる時もあります。
しかし、今年の台風みたいに一回転したりとか、ブーメランみたいに戻ってきたりとか台風自体の動きが複雑なので常にチェックが必要です。
今年は、すごい猛暑で、昨日は36度とかですでにグッタリですが、早く涼しくならないですかねー