サーカスに入るには、サーカス学校というのがあり、そこに通うのが一番の近道らしいです。
そしてサーカス学校を卒業した後はサーカス団員の募集でオーディションを受けて採用。
ちなみにサーカス団員の求人は欠員制となっている場合が多く、毎年きちんと新規で採用者を募るわけではありません。
日本で唯一あるサーカス学校の名前は
沢入国際サーカス学校。
創立は、2001年9月1日。
山の中で、電車:わたらせ渓谷鉄道「沢入駅」から歩いて10分のところにあるらしい。
運営はNPO法人国際サーカス村協会。
学校と名付けていますが、学校法人ではありません。
入校の条件としては、
特に条件や必要な資格は必要ありませんが自炊できること。
(山の中の村です。ファミリーレストランはもちろんのこと、食堂などありません)
年齢、性別は問わず。
3日~1週間ほど体験入学をして、本人が授業についていけるかどうか確認して、その後面談にて入学が決定します。
そこで、センスがあるかどうかを見るのでしょう。
玉乗りもできる人はすぐに乗れるそうでダメな人は、裏方にまわるしかないのですかね。
学生たちに指導しているのは、ウクライナ人であるティシェンコ・ナジェージダさん。
学校のホームページによると
体験入学費用:一日5,000円(体験授業料、宿泊・食費代、傷害保険料込み)
入校後の学費
年間30万円(他に傷害保険料金年間12,500円。怪我による通院費用が一日2,000円支払われます。入学金は無し)
宿泊施設
・学生寮はありません。
・東村村有住宅及び民家を借用しています。民家の場合、6畳前後の部屋となります。
・家賃は月約10,000円(光熱費含まず。授業料に含まれていません)
卒業生の多くはプロのアーティストとして国内外のサーカス、大道芸、テーマパーク、他に学校に残り、研究生としてさらなる技術の向上に励む生徒もいます。また、在学中に海外のサーカスへ留学する生徒もいるとのこと。
サーカス団員は、サーカス団に所属し、サーカスを創りあげる人のことです。
サーカス団員には、サーカスアーティスト、クラウン、美術等の役割があり、サーカスの公演に出演して空中ブランコや綱渡り、一輪車を使った芸、トラなどの猛獣を操った芸などを披露して観客を楽しませるのが仕事となります。
サーカス団は各地を移動しながらエンターテイメントを提供する仕事ですが、テレビの普及と人気の影響をうけて、サーカス団の数も減ってしまいました。
日本国内で今現在は、
1.木下大サーカス、
2.キグレNewサーカス、
3.ポップサーカス、
4.カキヌマ大サーカス
の4団体となっています。
サーカスは各地を移動しながら公演を行うので、実生活も移動生活ばかりというイメージがありますが、公演日以外は本拠地で生活します。団員は、公演日以外は、新しい技やパフォーマンスの獲得を目指して猛練習の毎日です。
木下サーカスは、数えてみたところ年間5回の移動だったかと。
学校では、空中ブランコや綱渡り、猛獣を操った芸など数多くの芸の中から、自分の興味のある芸を学んでいきます。
練習を開始して、本番で披露できるレベルに達するまでには最低でも3年かかると言われており、この様な一面から、各分野の芸ごとに専門の人がいるのが普通です。
最近はサーカス団員として働くより、大道芸人になりたい人が多いそうで、
投げ銭で年間1000万円稼ぐ人もいるそうなので夢がありますね!