2019年9月29日土曜日
朝から世界選手権競歩50キロをテレビで中継していました。
日本の鈴木雄介選手がトップを歩いていました。その時はまだ13キロ付近。
現地は真夜中ですが、32度で湿度が70%以上の過酷な環境でのレースはマラソンと一緒。
この中で50キロも歩くのだから、暑さ対策はマラソンよりも徹底してるのがわかります。
優勝した鈴木選手は、周回2キロのコースで、周回するごとに毎回給水したり、氷を帽子に入れたり、氷を手のひらに持ったり、ゼリーで補給したり。
これだけ、暑さ対策を行なっていても最後は脱水状態に陥ってしまったという事なので、マラソン以上に過酷な環境だったと思います。
他の日本選手は20キロあたりで、調子を崩してもう駄目だなぁと思っていたら、途中で復活して完歩したのはびっくりしました。
4時間の長丁場だから、いろいろなドラマがあり見ていてかなり面白かったです。
鈴木選手は2回トイレに入ってトイレ休憩。
なんと簡易トイレが設置されています。
しかも終盤は、給水の時はほとんど止まって給水しといます。しっかり給水するのが目的とのこと。
選手はみんな水をかぶって冷却するので、アスファルトの路面には足跡が👣残っていたり、
濡れタオルを首からかけて歩いている選手。
鈴木選手は途中3分くらいリードしていましたが、ゴールはなんと30秒差まで詰められていました。もし抜かれていたらと考えると、立ち止まって給水、二回のトイレ休憩は批判されていたと思います。
ほんとに勝ててよかった!
46人中、ゴールしたのは26人。これだけ暑いと冷却しても身体が追いつかないと思うので、身体の耐暑能力のアップが必要だと思います。
最初からの独歩で、トイレ休憩や立ち止まっての給水で回復しながら優勝した鈴木選手。
最悪の環境下で50キロ歩き切った選手たち、
ゴールした後お互いの健闘を称え合う姿は見ていて感動しました!