マラソンで驚異的な世界記録がでましたね。
2時間1分39秒。従来の世界記録を1分以上更新しての世界記録。
9月16日のベルリンマラソン
エリウド、キプチョゲ(ケニア)が叩き出した驚異的な記録。
今年の2月に設楽悠太により更新された日本記録は、2時間6分11秒だから、4分32秒差。
400mトラック約4周分の差となります。
レースは最初の5kmを14:24で通過。
キプチョゲは5 〜 10kmと10 〜 15kmの5kmをどちらも14:37。
世界記録ペースよりも少し遅れています。(従来の世界記録の2:02:57は 2:54.8 / km = 5km14:34)
15 〜 20kmの14:18は、今回のレース中で1番速いタイム。
その後61:06で中間点を通過します。
これは4月のロンドンマラソンのキプチョゲの中間点の通過記録より6秒遅かったが、マラソンにおいては史上2番目に速い通過記録です。
20 〜 25kmを14:28で通過、とうとうペースメーカーさえこのペースについていけなくなってしまいます。
残り16km以上残しながら、キプチョゲはペースメーカーなしで1人で走る事になります。
彼の唯一の対戦相手は、彼の前方を走る先導車のみ。キプチョゲのタイムを刻一刻と刻んでいる。
25 〜 30kmを14:21で走り、ついに彼は前人未到領域へと足を踏み入れた。公認の大会で30km通過を 1:26:45という速さで走った選手はこれまで誰もいないらしいです。
凄いことに、キプチョゲはそこから、さらにスピードを上げました。キプチョゲの表情が時より歪んでいたものの信じられないスピードでラップを刻んでいった。35kmの通過記録が出ると(1:41:03、30 〜 35kmが14:18)、キプチョゲは2:02を切るペース(2:01:49)になっていた。
35 〜 40kmを14:30と僅かにペースを落とした(しかし、世界記録ペースは上回っており、2:02:00より少しだけ遅いペース。2:02:00ペースは14:27)。
そして、ラストスパートをかけた。
キプチョゲは40kmからゴールまでの最後の2.195kmを6:07秒で走りました。
2時間1分39秒。
前半1時間1分6秒
後半1時間0分33秒です。
日本のハーフマラソンの記録は、設楽悠太の1時間0分17 秒なので、設楽のハーフより16秒遅いだけ。
このキプチョゲのタイムの凄さがわかります。
この記録は、日本人2人がハーフマラソンで競争しても勝てないくらい異次元のタイム。
世界のマラソンは遠い彼方へ行ってしまいました。
キプチョゲマラソン9連勝!
エリウド、キプチョゲ
1984年11月5日生まれ 33歳
170センチ57キロ
1500m 3分33秒
5000m 12分46秒
10000m 26分49秒
ハーフマラソン 59分25秒
ハーフのタイムは設楽悠太と50秒差だから、マラソンで1分40秒差だと、
日本人もマラソン2時間3分で走れるんじゃないかと思います。
頑張って欲しいです。
日本のマラソン🇯🇵